デザイングループの時短レシピ(その1)反復作業はLightroomにお任せよ

こんにちは♪デザイングループのテイテイです♪
私たちはデザイングループは、システムのUI/UXデザインや、仮想現実用の3Dモデリングデータ制作からホームページ用制作まで幅広いデザイン業務を行っています。
特にホームページ制作では、クライアントが必要とするイメージを形にするため、現場に出向いて、多くの写真を撮影をさせていただくことがあります。撮影したばかりの画像は、平べったく見えたり、コントラストのバランスなどが調整が必要が場合が多く、写真1枚1枚に「レタッチ作業」を行って、はじめて完成となります。
今回の記事は、この反復するレタッチ作業を効率的に行う方法をご紹介したいと思います。
1.レタッチ作業の手間
「画像編集ソフトといえば『Photoshop』でしょ!」
「『Photoshop』は簡単な魔法で画像を良い感じに修正してくれるソフト!」
そう考える人が多いのではないでしょうか。
実際に魔法のようにパッと変わるものもあれば、素材の問題等で調整に時間のかかるものもあります。
わたしたちは、そんな写真や画像たちと日々戦っているわけですが・・・

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ユリアンヌ
- くうう~!!撮影行ったら200枚もレタッチしたい画像があって大変だ!
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テイテイ
- もしかして『Photoshop』で1枚1枚加工してる?
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ユリアンヌ
- そうですよ?(さも当然かのように)
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テイテイ
- あ~。『Lightroom』でやればいいのに…
2.「Lightroom」ってなに?

「Lightroom」は「RAWデータ」の現像用専用ソフトウェアで、近年プロカメラマン達も愛用しています。
「Lightroom」では例えば、以下のようなことができます。
- 元ファイルはそのまま上書きされずに写真加工ができる!
- プリセット(調整済の現像ファイル)で魔法のように仕上がりを変えられる!
- 「Lightroom CC」を使えば、画像データはクラウドを使用してPCやスマートフォン等でリアルタイムに共有することができる!
- 「Photoshop」と相互性があるので編集データの共有が可能!
アナログ時代は、撮った写真をフィルムから現像する際、赤い電球(セーフライト)で照らされた暗い部屋で現像の微調整を行っていました。
しかし現代は、デジカメで撮った「RAWデータ」を「Lightroom」というソフトウェアで、現像作業を調整することが一般的になっています。
※「RAWデータ」とはデジタル一眼レフを始め、高品位な写真編集を行うための記録形式です。 多くのカメラではカメラのメニューの画質設定に「JPEG」と並んで「RAW」モードでも記録できるようになっています。
3. 大量の写真に埋もれたユリアンヌ♪
「Photoshop」では、複数枚の写真の明るさや色味の調整をする場合には同じ数値を1枚ずつ、毎回入れ込むといった作業が発生します。
一方で「Lightroom」ならプリセットを設定し、行いたい処理を繰り返し作業で一気にレタッチできます!
数枚ならがんばって同じ作業をすることができますが、「Lightroom」を使うと、大量の写真に対して「RAW現像」と呼ばれる「写真をより魅力的に引き立てる調整作業」を反復的に行うことができます。

- ①写真の選択まず「Lightroom」を起動したら、加工したい写真を選択します。
- ②編集選択が完了したら「編集」アイコンをクリックします。

- ③調整
「>弱」「>カラー」「>効果」「>ディテール」「>レンズ」「>ジオメトリ」
それぞれを自由にクリックし、色味の調整をします。また、色味の他、ノイズ除去など様々な調整設定があるので試してみてくださいね。 - ④プリセットボタンをクリック 調整設定が完了したら、こちらをクリックします。

- ⑤プリセットの編集 プリセット内の「詳細」アイコンをクリックします。
- ⑥プリセットを作成 続いて、こちらをクリックします
- ⑦プリセットに名前を付ける 今後分かりやすいように名付けましょう
- ⑧保存する

- ⑨ユーザープリセットを選択 先程作成したプリセットがここに登録されているか確認しましょう。
- ⑩「詳細」アイコン 右端のバーにある「詳細」アイコンをクリックします。
- ⑪編集設定のコピー(Ctrl + C)
ここをクリック後、別の編集したい写真を選択します。
(写真一覧から、shiftキーを押しながら一気に複数枚選択することもできます。)

- ⑫編集設定の貼り付け(Ctrl + V) 反映したい箇所を選択したら一気に「貼り付け」で複製!複製!複製!

あっという間に数百枚もの写真のレタッチが完了しました♪
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ユリアンヌ
- た、助かった~~!!ありがとうございます、テイテイ様!!
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テイテイ
- ご馳走さまですw
4.「Lightroom」と「Photoshop」、用途に合わせて作業時間短縮♪
「Photoshop」と「Lightroom」の違いを簡潔にいうと
画像RAWデータの基本的な色・明るさ調整などは「Lightroom」
変形・合成などの細かい編集は「Photoshop」
といえます。
なんでもかんでも「Photoshop」!ではなく
基礎的な調整は「Lightroom」のプリセットなどの機能を使い、作業時間を魔法のように短縮しましょう!
次回は、画像やイラストの意味を理解する能力を備えたAdobe Sensei(AI)を活用した、魔法のような画像編集機能をご紹介したいと思います。